価格が抑えめのキーボードタイプの電子ピアノや持ち運びしやすい卓上ピアノ(Pシリーズ)などはありますが、
タッチがピアノタッチでなかったり、鍵盤数が少なかったり、ペダルが少なかったり、スピーカーが小さかったり。
そんな中、88鍵盤あり、ペダルも3本、鍵盤もキーボードタッチではない機構のアリウスシリーズ。
入門用として人気の電子ピアノのシリーズです。
そのアリウスシリーズの中にも違いがあります。
☆薄型のYDP-Sシリーズ(奥行約30cm)と☆普通サイズのYDPシリーズ(奥行き約42cm)。
(薄型でも転倒防止金具をつけると奥行き40cmほどになりますが。)
さらに普通サイズのYDPシリーズにも違いが・・・
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ということで今回、同時期に発売された普通サイズのアリウスYDP-142(安い方)とYDP-162(高い方)が入荷しましたので、その違いを見ていきたいと思います。
(手前のダークブラウンがYDP-142で、奥のライトチェリーがYDP-162です。色違いですいません。)
YDP-142(安い方)
YDP-162(高い方)
画像を見て頂くと分かりますが外装はほとんど一緒です。
YDP-162の方が3cmほど背が高いだけで、幅と奥行きは同じです。
ご覧のようにコントロール部分も同じ。
では具体的に何が違うのかといいますと、
鍵盤が違います!!!
はい!違いますよね!
・・・と言っても画像ではほとんど違いが分からないと思われますので、(私にも分かりません)
実際に鍵盤を取り出して見ました。
YDP-142の鍵盤
(白鍵パーツ2個と黒鍵のパーツが組み合わされて鍵盤になっています。基本的に1パーツに3、4鍵盤です。)
YDP-162の鍵盤
(1個1個の鍵盤が独立していて下にバネが入っています。)
YDP-142(安い方)は鍵盤のパーツがくっついていますが、
YDP-162(高い方)は鍵盤が1鍵1鍵個別の物です。しかも鍵盤下にそれぞれのバネ付き。
これにより、同じアリウスですが、鍵盤タッチが大きく異なります。
YDP-142は軽め、YDP-162はそれに比べて重めといった印象です。
同じアリウスでも弾いた時の印象が大きく異なります!!
アンプ出力も異なります。
YDP-142は6W×2、YDP-162は20W×2です。
YDP-162の方がアンプ出力が大きくて音も鍵盤タッチ同様重めの印象。
元々付属の椅子も異なります。
YDP-142は高さが調整できないタイプで、
YDP-162は高さ調整ができます。
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このように同じ普通サイズのアリウスシリーズでも中身は異なります。
今回比べたのはYDP-142(安い方)、YDP-162(高い方)ですが、
このアリウスシリーズではモデル名が世代ごとに異なります。
例外もありますが基本的な見方は、
YDP-1◯●
◯がランク(4が安い方、6が高い方)
●が世代です。(0からはじまり1、2、3まで出ています。)
※2008年あたりからのYDPシリーズです。
2008年〜2010年頃 YDP-140,YDP-160
2010年〜2012年頃 YDP-141,YDP-161
2012年〜2016年頃 YDP-142,YDP-162 ←今回の
2016 年〜2018年頃 YDP-143,YDP-163
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これからピアノを始めたいと思われている方、
またお子様の初めての電子ピアノ選びに大変な思いをされている方も多いのですが、
どのようなモデルにどのような特徴があるかが分かれば選択肢はかなり限られてきます。
できるだけ、選びやすくなるように今後もこのブログに残していこうと思っております。
気になることやここが知りたいなどありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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商品ページ
YAMAHA YDP-161
YAMAHA YDP-S31
YAMAHA YDP-S52
YAMAHA YDP-142
YAMAHA YDP-162
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おまけ
(凛々しい後ろ姿。特に外装がライトチェリーのものが個人的に好みです)
(さりげなくも必ず鍵盤の近くに入っているモデル名。この小さく書かれたモデル名が素敵です。)
(モデル名は高い方が上で、安い方が下に記載)
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